常恋-じょうれん-
急いで学校へ向かうと、ギリギリ間に合ったようだった。
クラスはさとりと同じだった。担任の先生は5分前行動が大好きなようで、3分前に着いた俺たちは案の定注意された。
そして、入学式を終え、席に着く。
名前順的に、さとりと俺は近い位置にいた。さとりは俺のななめ後ろにいた。
これから、どんか高校生活が始まるかな、と想像してみると、なんだかとても楽しくなってきた。
休み時間になり、俺は暇潰しに本を読んでいた。すると、後ろの方から女子の声が聞こえた。
『わぁ、香野さん、イラスト上手だねー!』
『え、ほんとですか?!ありがとうございます、光栄です!』
『こ、香野さん、うちら同じクラスで同い年なんだからそんな堅苦しくなくても…。』
『あ、ご、ごめんね!ちょっと嬉しくてつい…。』
『うんうん、私は山中智沙(やまなか ちさ)。よろしくね!』
『よろしく!』
『ねぇ、香野さん、ちょっと聞きたいことが…来て来て!』
そういい、山中という人はさとりを教室の黒板の端らへんに呼び出した。
クラスはさとりと同じだった。担任の先生は5分前行動が大好きなようで、3分前に着いた俺たちは案の定注意された。
そして、入学式を終え、席に着く。
名前順的に、さとりと俺は近い位置にいた。さとりは俺のななめ後ろにいた。
これから、どんか高校生活が始まるかな、と想像してみると、なんだかとても楽しくなってきた。
休み時間になり、俺は暇潰しに本を読んでいた。すると、後ろの方から女子の声が聞こえた。
『わぁ、香野さん、イラスト上手だねー!』
『え、ほんとですか?!ありがとうございます、光栄です!』
『こ、香野さん、うちら同じクラスで同い年なんだからそんな堅苦しくなくても…。』
『あ、ご、ごめんね!ちょっと嬉しくてつい…。』
『うんうん、私は山中智沙(やまなか ちさ)。よろしくね!』
『よろしく!』
『ねぇ、香野さん、ちょっと聞きたいことが…来て来て!』
そういい、山中という人はさとりを教室の黒板の端らへんに呼び出した。