赤い海
「あず・・・座ろうか・・・」
「・・うん」
といってベンチに座った
やっぱり綺麗だった横浜の街並みを綺麗に照らすネオンの光
「はい」といちごみるくを渡された
「・・ありがとう」
「俺な・・・癌なんだ」
「え?」
「余命宣告もされた」
「待って・・・えっと」
「後1か月も生きられない」
「・・・・え・・嘘・・・」
嘘だ。
嘘だ。
あたしの洸が死ぬはずない。
洸が・・・死ぬはず・・・・
なのにあたしの目から涙が出る