赤い海
悲しみの果てに
あたしは中学生になった
仲良くなったのは、
瀧本留美 椎名由里 そして
遠藤美香
その中でも美香とは仲が良かった。
「あずーー!!やばいの!雨降っちゃってぇ・・・傘がないんだよおお」
「美香・・また天気予報見なかったのー?ばかぁー。」
「私持ってる♪」とゆりが言う。
「えーずるーい!!」
「美香ちゃん!!折り畳みのほうなら貸せるよ!」
「るーちゃん神!!!」
あたしはあの事件の事を知らないから仲良く話せる友達がいて・・・
心から笑ってたんだ・・・。あの日までは・・・。
次の日の放課後・・。
「美香!!明日の花火大会るーちゃんとゆりで行くけど、行こう?」
「・・・え?どうしてあたしを先に誘ってくれなかったの?
一番仲いいのあたしだよね!!??」
「え・・あ・・ごめん・・・。」
「・・・うん。」
「・・・。ゆり達にも言っておくね!」
「待って・・・。」
「ん??」
「親友ならさ、二人で花火大会行こうよ」
「え?」
「親友だよね?」
「・・・うん・・・。」
「じゃーきーまりっ!」