赤い海
画面に映ったのは
愛しい愛しい洸でした。
「洸・・・」
「あず!!見てる?」と笑っている、画面の洸。
もう呼ばれないと思ってたけど、読んでくれた名前
「これは俺が死んだとき、あずに伝えたいことを伝えるために撮ったんだ
俺さきに死んじまってごめんな」
涙がでる
「ホント・・・ッ だよぉ」
「あず・・・俺に出会ってくれてありがとな。
あの橋にいてくれて・・・生まれてくれて・・・・本当にありがとう・・・」
「・・・ッ・・・洸・・・」
「俺な・・・あずにあって・・・幸せを知った・・・・
誰かを命がけで守りたいって思った。
赤ちゃんの名前何にした?」
と笑って聴く