赤い海


画面に映ったのは

愛しい愛しい洸でした。







「洸・・・」

「あず!!見てる?」と笑っている、画面の洸。
もう呼ばれないと思ってたけど、読んでくれた名前

「これは俺が死んだとき、あずに伝えたいことを伝えるために撮ったんだ


俺さきに死んじまってごめんな」

涙がでる

「ホント・・・ッ  だよぉ」


「あず・・・俺に出会ってくれてありがとな。

あの橋にいてくれて・・・生まれてくれて・・・・本当にありがとう・・・」


「・・・ッ・・・洸・・・」


「俺な・・・あずにあって・・・幸せを知った・・・・


誰かを命がけで守りたいって思った。





赤ちゃんの名前何にした?」

と笑って聴く










< 161 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop