赤い海


「もう半年たってて、・・・であった日・・・あの橋で・・・ッ・・・」


「あずは頑張ってる。もう頑張らなくていい。」

「でもッ・・洸希が・・ッ・・」


「洸希は・・・父親がいなくても恵まれてる。あずからも、花梨先輩からも美鶴先輩からも・・・・・そういえば。お前親って・・・?」



「・・・いない」


忘れたいあたしの過去・・・。

洸があたしを変えてくれた

洸があたしを癒してくれて・・・


あたしの頭をぽんっとなでるともう安心してしまう




あたしの洸がもういない。


そんなの


そんなの



辛すぎる









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