赤い海


夜ご飯を食べて寝る支度をした



美鶴さんはずっと黙ったまま



花梨さんが心配していたけど、「なんでもない」





「洸希寝かせてきます!」

「あぁ、その後下きてね」

「はい」

「ん?どうしたの?」



「なんでもない」








洸希と布団に入った


「ねぇねぇまま」

「何?」

「パパのお話して!」

洸希はいつも言うパパってどんなひと?パパのお話して!


「いいよ!パパはねー、すぐすねるし、意地悪だったよー」と笑う


「えぇー」と洸希も笑う

「でもね、パパはママと洸希の事大好きだったんだよ!もちろんいまもね!」

「うん!!僕もパパ大好き!」



「うん!じゃあぱぱみたいに大きくなれるように早く寝よ!」

「お休み!!」









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