赤い海
でも洸希はいつか知る。
自分のおばあちゃんやおじいちゃんがいない理由も
お父さんがいない理由も
お母さんがどんな人かも・・・。
ねぇ洸希・・・・
まもってあげる。あたしが守ってあげる・・・。
でもね・・・あたしにも出来ないことがあるんだよ。
このことからは守ってあげられないかもしれない。
でもそれは決して不幸じゃないんだよ。
ねぇ洸・・・・。洸ならなんていう?
「パパとママがいるだけで十分だろ!」って笑って言いそうだね。
でも心は痛んでる。
でも洸は笑ってるよね。