赤い海



放課後洸が車で迎えに来た。

「なぁあず・・お願いしてもいいか?」
「何を?」
「あずの家に行きたいな」
「・・・うん・・いいよ・・・」
「不安か?」
「・・・。」
「大丈夫。俺はあずを知っていくのが嬉しいんだよ」
「うん」




何となく洸なら受け止めてくれる気がした











あたしはマンションへ向かった。





「この屋上なんだ・・。」


「・・・行こう」



洸は階段をのぼり始めた。



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