赤い海
「俺んち」と家を指差す。
2階建ての一軒家。
何となく、おばあちゃんちの感じが出てて落ち着くような場所。
「妹と二人で住んでるんだ。あ、妹は16な!まぁ仲良くしてやって!」
「うん!」
ガチャっと開けて「ただいまー」と洸が言う。「お邪魔します・・・。」
「これからはただいまだぞ!」と笑う洸。
ここへきて本当に良かった。
「花梨ー。帰ったぞー。」
ダンダンダンッと階段から降りてきた。
「は・・はじめまし「えぇえええ!!??」
「なんだよ・・。」
「兄ちゃんこの子かなり年下じゃんか!!」
「15歳だ。」
「・・・うひょっ」と笑う花梨さん。
「えっと・・・。」
「あ!ごめんごめん!!兄ちゃんから色々聞いてるよ!もう家族だからね!あ!なんならお姉ちゃんって呼んでよ!憧れないのよねーーー」
「良くしゃべるなこいつは・・。」
「なによ!」
仲がいいなって思った。
こんな明るい妹さんいたら毎日楽しいだろうな。
「あの・・・」
「「ん?」」とハモってる二人。ホントなかいいなぁ
「よろしくお願いします!!」
「おう!」