赤い海
「今日ね、友達に洸の事話したの」
「え!・・・なんだって?」
「会ってみたいって!!・・・それに・・喜んでくれたの。」
「へぇ!よかったね!!」
あたしは今日の事をぺちゃくちゃと話した。
洸はうんうんとかそれで?とか聞いてくれてつい話しちゃう。
「そうだあず!!連れて行きたいところがあるんだ!」
「ん?どこどこ!?」
「まだ秘密!!今日は花梨も遅いし、ゆっくりしよっ!」
「うん!!」
幸せだな。
別にどこに行かなくても二人でいればどこだって楽しかったんだ。
1秒1秒がこんなにも幸せなことなんてなかった。
恋が・・洸が・・・あたしを救ってくれた・・・。
「ねぇ洸!」
「なに?」
「だーいすき!!」
「はぃ!?」と真っ赤になる洸
あたしより3つも上なのにたまに甘える洸
あたしのつよがりを分かってくれる洸
「俺も好きだよ」
という。
「しってるぅー♪」
ずっとこのまま二人で・・・。