赤い海


「あずと俺がこうして出会えるのって、どんなに最悪でも俺らの親のおかげなんだ」
「・・・。」
「だからそんなあずのご両親に感謝してるんだ。」
「洸・・・大好きっ!」
と抱きつく。洸はしっかりとあたしを抱きとめる。

他の人からみればあたしの親なんかクズに見えるんだろう。
でも洸はあたしの両親に感謝してる。

「俺はあずを愛してるぅ――――!!!」


といきなり叫びだした洸


「えっ!ちょっちょっ!!」

「いいじゃん!誰もいねーし!」と笑う洸。





じゃーあたしも


「洸の事が世界で一番大好きだあああああ」


真っ赤になる洸

それをあたしがからかう


バカップルだと思う。

けど今凄くあたしたちのバカップルさを自慢したい気分なんだ。







「そろそろ帰ろうか」

「うん!また来ようね!」


「もちろんだよ!」











< 32 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop