赤い海


「お姉ちゃん!あたし明日友達と出かけてきます!」

「おぉ!そかそか!分かった」

「じゃそろそろ寝ます」
「はーい!お休み!」

「おやすみなさい」




2階へあがり部屋に行く。


布団を敷いて少しゴロゴロしてた時

こんこんっ

「はい?」

「ごめん、寝てた?

「うぅん!大丈夫!」

「今日一緒の布団で寝てもいい?」

「へ?あ、うん!」

右を少しつめた。
洸が入ってくる。ドキドキする。

洸の匂いがする。安心させる香り。

「俺今すんげー幸せ」

「うんあたしも」

「昔だったらこんな幸せになるって思わなかったよ」
嬉しかった。あたしとおんなじことを考えてくれてたから
「あたしもだよ」
洸があたしの頭をなでる。
あたしはゆっくり目を閉じる
「おやすみ」
「・・うん・・」



洸のぬくもりがまだあたしに残っている・・・。









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