赤い海
買い物をしてお昼ご飯食べてすることがなくてぶらぶらしてた
「桜木・・・さん?」
あたしの耳に透き通った声が聞こえる。
「せん・・・・せ・・・・」
「あず、知り合い?」
「・・・・小学校のころの・・・。」
「あず?」と心配そうにゆりが言う。
「桜木さん・・・・お話したくて・・・・。」
怖いよ。思い出すのはやだよ。今すごく幸せなのに・・・。
「あなたなんですか!?」とるーちゃんがあたしの前に立つ。
二人が守ってくれてる・・・?
「・・・・。」
「私・・・謝りたくて・・・・。」
「え?」
「赤い海事件の事・・・あなたに酷いこと言ったわ・・・。」
「え?その事件って有名だよね?
「あずと何か関係あるの?」
「・・・・。ッ」
嘘でしょ・・・・。嫌われる・・・。やだよ・・・・。
せっかく・・・仲良くなってきたのに・・・。
「え・・・あ・・・・」と先生がヤバい!って顔してあたしを見る