赤い海
学校
その1週間後学校へ向かった。
重い足取りのまま。今逃げ出すことはできない。
洸に心配かけたくないもん
そのまま下駄箱へ向かう
「桜木。どうした?」
「七瀬・・。何が?」
「顔色悪くね?」
「・・・そう・・かな?」
「あんま無理すんなよ」
と言って教室へ向かう七瀬。
同じクラスだけど全く話したことのない人だったから少し驚いた。
七瀬はどこにでもいるような中学生。けど運動神経はずば抜けていい
あたしはゆっくり教室へ向かう。
今あたしが倒れちゃえばいいのに・・・。
あたしは黙って席に座る。
誰もあたしを見てないのにあたしを全員が見れる気がして
話してることがあたしかもしれないなんてビクビクしてしまう
あたし・・・弱いな・・・・。
机に顔を伏せる
帰りたいよ・・・。