赤い海


「謝んないの?」
と七瀬が言う
「あ、桜木が悪いわけじゃないのかな?」
「うぅん。あたしが悪い。」
「謝んないの?」
「・・・許してくれないよ」
「・・あいつらがそう言ったのか?」
優しい口調であたしに言う。
あたしは下向いて首を振る
「謝るのって、自分が悪いって分かっててもきついよな。でも謝りたいって気持ちがあるなら伝えなきゃ損だよな」
七瀬が言ってることは間違っていない。ちゃんと謝ろう


「七瀬・・・ありがとうね!」
顔を上げていった
「・・・おぅ!また何かあれば言えよな!」
「うん!」



あたしたちは鐘がなるまで保健室にいた。







「じゃ、桜木頑張れよ」

「うん!ありがとう!」


といってまたいつものように同じクラスってだけの仲に戻る













「ゆり、るーちゃん。話があるんだ」


「うん・・。」













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