赤い海



「喜んでくれるかなぁー♪」
「絶対喜ぶに決まってる!!」とるーちゃんが明るく言うから少しその気になった

「これからどうするー?」

「あたし洸がもう帰るから帰らなきゃ!!」
「らぶらぶぅー!」とるーちゃんが冷やかす
「あ!!いまからあずんちいって洸さんの顔見てみたい!」
「え?いいよ?」
「「やったぁ!」」と二人が言って一緒に帰った







「洸ー?いる?」
「あず?」といってお風呂上がりの洸が出てくる

「初めまして!あずのトモダチの留美です!」
「由里です!!」

「え?あぁ!どうも!あずの彼氏の洸です!」

「かっこいい!」

あたしは最初会った時顔は普通って思ってしまっていた。
けど今は世界一かっこいいと思ってる



「でしょ!」と得意げに言うと皆が笑った
「もぅ!あずいつも学校でのろけてますよぉー!」
「洸さんの事大好きみたいで!」
と二人が茶化すと洸が赤くなる
「もう!」とあたしもつられて赤くなる

「どうぞはいってってください!」洸が言うと
「いえ!あたしたちはお邪魔なので!」とるーちゃんが悪戯っぽく言う
「もう!いいよぉ!はいってけばさぁー!」

「いい、いい!じゃぁーお邪魔しました!洸さん!お馬鹿な子ですが、あずをお願いします!」
「ちょ・・・ちょっとぉ・・・もぅ・・・!」
「はい!もちろんです!」


「ばいばぁい!」











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