赤い海
「ごめんね!騒がしくて・・・。」
「いいよいいよ!いい子だったね!」
と笑う洸
「ごはん食べよ!」とキッチンへ向かう
ほかほかする匂いがする
「シチューだ!!」と言うと頭をくしゃっとなでられる
「たべよっか」
机に二人向かい合って食べる
花梨さんはまだまだ帰ってこない
「ねぇねぇ!誕生日の日花梨さんうちくるかなぁ?」
「来てほしいの?」
「花梨さんがよければ!」
「俺やだ」
「なんで?」
「誕生日はあずと二人で過ごしたい!16歳の誕生日を!」
「うん!わかった!!」
あたしはもう少しで16歳
洸と結婚できる年になる!だからとっても楽しみなんだ
「洸!もうすぐで結婚出来るね!!」
「だな!・・・・なぁ俺でいいのか?それにまだ若いぞ?あずは」
「なにいってんのー?あたしが好きなのは洸だけだよ!洸のお嫁さんになりたいの!」
「ありがとうな・・・結婚してください」
と洸は頭を下げる
「はい!」とあたしも同じように頭を下げる
あたしたちは笑いながらまたシチューを食べた
これからはあたしがご飯を作らなくちゃな
あたしが
洸の奥さんなんだもん!