画面越しのキミに恋をする~声から始まる~
―――………。
講義後のお昼休み。
私は早速、あの子からの返信に返信をした。
「なあに、ニヤニヤしちゃって。
いいことでもあったの~?」
「えっ!?ニ、ニヤニヤなんかしてないよ!
ただ【ナミト】からの返信を返してただけ!」
「ふ~~~~ん…?
それだけなのにニヤニヤするんだー?」
「もう!してないってば!」
「はいはい(笑)
…でも本当にナミトと仲いいよね」
「そうかな?でもやりとりしてて楽しいのは否定できないかな」
【ナミト】
それが、私の毎日を楽しくさせてくれる人の名前だった。