被害妄想ダーリン

そうですよ。
被害妄想なダーリンなんですよ。



「やぁ!
皆集まっているのかい!?」



……妖精だ。



「お菓子をもらいに来たよ!

……ん?
ジョージとマッチーじゃないか!」



…誰だよ。
マッチーは分かるとして、ジョージって。



「あの、
俺は修司ですけど。」



修司くんがティッシュを丸めて捨てる。



「やだなぁ!
ニックネームだよ。

お馬鹿さんだね、ジョージは!」



頭を人差し指でツン、とつつかれて修司くんは後退りした。



「なんや?
このきらびやかな小僧は。」



慎一さんがそう呟いた。



「小僧じゃないよ!
妖精だよ!!」



妖精が言い返す。



「妖精…ほんまに言うてんか?」



「当たり前じゃないか!」



な、なんか
慎一さんの目が笑った様な…



「お前、
なんや面白そうなやっちゃなぁ。」



そう言って妖精の髪の毛をクシャクシャとかいた。



「やめてくれよ!
セットが乱れるじゃないか!」



慎一さんと妖精がじゃれてると、規香先生が戻ってきた。
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