被害妄想ダーリン
まったく…修司くんは…。
校舎から出て行って、グラウンドに戻る。
「ん?あれ…美希」
そこを行くのは美希だった。
「真知子…」
あ…まさか。
「ヒカルに協力しろって言われてんけど…真知子も?」
あ…やっぱり…
私は頷いた。
「まあ、うちらが協力しようがしまいが、
あの二人はやるんやろな」
「同感」
私達は二人で頷いてグラウンドに戻った。
椅子に座ると修司くんが駆け寄ってきた。
「真知子ちゃん!
俺、応援歌考えたんだ!」
へ?
「相手はテロリスト~♪
そしてマフィア~♪
俺は決して屈しない~♪
何故なら俺は仮面ライダー♪」
意味分からん…
「何で仮面ライダーなの?」
「好きだから」
ああ、そう…
「僕は決して屈しない~♪」
似たような歌を、
妖精も歌ってますが…。