被害妄想ダーリン

学校を出て、
修司くん家に向かう。


「いつ見てもでかい家…」


修司くんの家は超豪邸。


「さ、入って!」


「お邪魔しまーす………ゲ。」


ドアを開けるとハゲ天使がそこに立っていた。


「ゲって何よ!」


だって…


「修司おにいちゃん、お帰りなさい!
椿の勉強見てほしいんだけど」


「ごめん!大和に見てもらってくれる?
俺、今回にかけてるんだ!」



ハゲ天使は修司くんの必死な顔を見て頷き、
修司くんと私は修司くんの部屋に向かった。



階段を上っていると、
ハゲ天使と大和くんが話しているのが聞こえた。




「修司おにいちゃん、どうしたのかしら…」


「きっと、男同士の勝負なんだよ!」


大和くんが言う。


「なんで分かるの?」


「だって俺は男だからね!」



ああそう…
ハゲ天使はそんな顔をして大和くんを見ていた。



「真知子ちゃん、どうぞ」


「あっどうも!」


修司くんの部屋に入り、
鞄を置く。


「よし!
教科書開けー!!」


さっそく!?
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