被害妄想ダーリン

次の日から修司くんもスパルタになり、


それからテストまで、
スパルタ勉強会が続いた。


私も美希も参加する事になったのだ。
四人共負けず嫌いだし…良い勝負になるんじゃないのかな…。





テスト当日。
やつれている私と美希。


「あかん…
もう一生分勉強したって…」


「したよね…
もうテストはいいよ…」


机でうつ伏せになる私と美希二人。



「駄目だよ!
ミッキー!

テストが勝負なんだからね!」


「あんたがややこしい事せんかったら平和やってん!」



妖精と美希の喧嘩が始まる.



「真知子ちゃん、ごめんね。
大丈夫?」


「大丈夫…」


修司くんが申し訳なさそうな顔をしてやってくる。



「ほら!
あんたも修司くん見習って謝りや!」


美希が怒る。



そんなこんなしている間に期末テストが始まった。






…………。




テストが終わり、
ツヤツヤ顔の私と美希。


「凄い…。
こんなに解けたの初めてかも」


「ほんまやな。
何か凄い気持ちいいわ」



そんな調子でテスト期間は過ぎていった。
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