被害妄想ダーリン
そんなこんなでもう夕方だ。
もう集合場所に戻らなきゃいけない。
「大丈夫!時間に間に合わなくたってケインがいるからね!」
そう言って妖精は自分のペット、白馬のケインを見せてきた。
「てゆーか、どうやって連れてきたの!?」
「おばかさんだなあ、マッチーは。新幹線にも乗ってたじゃないか。」
うそつけーー!!
乗れるかー!!
「定員二名やったら意味ないやん」
「もちろん、マッチーはジョージの上に乗って行くんだよ」
「いっぺん死ね」
妖精を無視し、集合場所へと向かう。
集合場所には、由梨たちが待っていた。
「真知子!夕飯一緒に食べようね!」
「うん!」
そう言って、バスに乗り込んだ。