隣の王子の裏の顔
苦手なやつ
校門に立ちクラス表を見に行こうとすると、
「愛梨おっはよ〜!!」
そう言い私に抱きついてきたのは私の親友の相澤姫華(あいざわひめか)。
ボブが似合う小さな顔、クリッとした大きな瞳、無邪気な笑顔、小柄な体。
「おはよ、ヒメ。
朝からテンション高いね」
「うん!!クラス表見た?
私と愛梨、また同じクラスだったんだよ!!」
「本当?
じゃあヒメ、今年度もよろしくね。」
「よろしく!!」
えへへっ、と笑うヒメ。
・・・・・・可愛いやつめ。
これが私のいつもの朝。