地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
「おい、そこの地味女!!」



ひぃぃ!!(泣)



「はっはっはいぃぃ!!」



震えを止めようとしても中々止められない。
こんなに怖い人、始めてみたよ…



そんなことを思っていたら、いきなり怖いイケメンさんに右腕を強引に引っ張られた。
顔がすごく近い!



「チッ……お前!」



「はい!!」



「今日からお前は俺のかっかっ…」



ん?
かってなに?



「か…買い物係のパシリだ!!」



えぇぇ!?



男子生徒さん達の噂通り、私は今日から怖いイケメンさんのパシリになってしまいました…



誰か、本当に神様…
お助けください!



「仕事は明日からでいいからな、地味女」



怖いイケメンさんはそう言って庭園から去っていった。



最悪な1日、それは今日のような事を言うんだよね。
………実家に帰りたいよ。


私はぼーぜんとしながら、ふらふらと歩き始めた。



********

蓮side

「クソッ…やっちまった」



俺は庭園から去ったあと、とてつもない後悔を受けていた。



「……何をやらかしたの?」



「!?…お前か、優」



優は同じクラスで俺の唯一の親友。
俺様の名字で分かると思うが、姫野グループの御曹司の俺に普通に接するから優はいい親友になれた。



「いや…すごい好みの女がいたんだが、ついパシリにしてしまった」



「…………変わった趣味してるんだな、蓮は」



「うるさい。とりあえず俺様はやらかしたんだ。クソッ…」



明日からあいつとどう接すればいいんだ…



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