地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
第1章

最悪な始まり

4月。



桜が吹いて、花びらが舞う美しい季節に、私は男子校の目の前でうずくまっていた。



2つに分けて編み上げた黒髪の三つ編みに、黒ぶち眼鏡、目も奥ぶたえで少しだけ腫れぼったさが残る。
胸も小さいし、性格は暗い。
良いところなんてひとつもない。



そんな私が、何で男子校に入らないといけなくなったか。



それは、一週間前まで遡る。




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