地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
あの後、私と先輩の言い合いの結果、先輩が折れて優先輩って呼ぶことになった。



というか、名前のことでここまで言い合いになるとは…



ため息をつきながら、キッチンで夕食を作る私。



「今日は…ハンバーグに、サラダ、オニオンスープね」



料理の中で一番作るのが得意なのがハンバーグ。
牛肉をミンチにして、塩コショウと味の素を…
オニオンスープはハンバーグに合うかなってあっさり作って…



やっぱり料理作るの楽しいなぁ。



私は黙々と料理を作っていく。



「あ、サラダに入れるレタス、冷蔵庫から取り出すの忘れてた!」



ここの冷蔵庫、最初から新鮮な食材が沢山入っていた。
野菜や肉、魚介類まで。



だから、早く食べないと悪くなっちゃうよね…
明日は鮭でも焼こうかな!



「………いい匂い」



「☆З〇∀♪!!!?」



言葉にならない驚きように、優先輩は腹を抑えて笑っていた。



…しょうがないじゃん。
先輩、さっきまでシャワー浴びてたから、まさか上がったとは思わなくてつい。



「せせせせ、先輩!!いいっいいいつあががが!?」



「………プッククッ、ついさっき」



うう、恥ずかしいよぉ(泣)



と、とりあえず!
料理を作ろう!



「………今日の夕食、楽しみだな」



ドキッ…
優先輩の笑顔に、私は心臓がうるさくなっています。



きっ気にせずに料理!!



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