地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
「で、出来ました」



「……美味しそう。食べていい?」



私が出来上がったハンバーグとスープとサラダをテーブルに置く。



優先輩はエサを待つ子犬のように、出された料理を見て嬉しそうにしていた。



クスッ…可愛い。



「は、はい!どうぞ」



「……やった」



いただきますと、礼儀正しく私たちは食べ始めた。
あ、我ながら美味しい…



優先輩も頬を膨らませながらがつがつ食べている。
食べることが好きな人なのかな?



どちらにしても、目の前で私の作った料理を美味しそうに食べてくれているのは、思ったより嬉しかった。



「………奈央?」



「へ?あ…」



しまった…
優先輩のこと、ずっと見ちゃってたから、食べづらくなったかな?



私はすぐに視線を料理にむかってフォークを動かし始める。



……ん?



「……………」



なんだか、じっと見られているような…



「………………」



いや、確実に見られている!



どっどうしよう!!



とりあえず分からないふりをして料理に目を向けて…


「……………」



出来ない!



「あっあの…?」



「…………俺の事、じっと見てたから俺も仕返し」



優先輩は勝ち誇った笑顔でそう言った。



せっ先輩は、意外といじわるさんでした。




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