地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
朝起きると、ベッドにはもう優先輩はいなかった。



綺麗にベッドを直して、部屋着も畳まれている。
…後で洗ってあげよう。



というか、優先輩、ご飯食べていったのかな?
朝ごはんはきちんと食べないと1日持たないし…



キッチンを見ても、食べた形跡もない。
…忙しかったのかな?



―――何で、私。
何で、こんなに他人の事心配してるの?



いや、同居人だから他人じゃないのか…って!



「早くご飯食べて学校行かないと!」



私は急いで鮭を焼いてあらかじめ昨日炊いておいたご飯をよそり、軽く味噌汁を作り、食べた。



「よし!10分で食べ終わった!」



あまり早食いは好きじゃないけど…しょうがない。
私は制服に着替えてベッドを綺麗にして荷物を持って部屋に出た。



**********


キーンコーンカーンコーン…
9時の鐘が鳴り響く時直後、私は教室に入った。



当然ぎりぎりだった私は、クラスメイトにじろじろ見られていた。



うう…なんて恥ずかしいんだろう。
明日からはもっと早く起きよう(泣)



「結城、ぎりぎり遅刻だ」



「はっはい…」



クラスメイトがクスクスと笑っている。
嫌だな…この空間。



苦手。




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