地味子ちゃん改造!?～私と彼らのラブゲーム～

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私はとぼとぼと廊下を歩いていた。



よほど暗かったんだろうね。
廊下に出ていた生徒達がじろじろこちらを見ながらなにかを話していた。



こんな生活を続けていかないといけないんだ。



｢はぁ…ん？｣



ため息をついたと同時に、歩いていた先に何かがやがやと騒がれているのが分かった。



騒ぎにあまり関わりたくないけど、あそこ通らないと数学準備室に行けないし…



仕方がない、気配を消して通り過ぎよう。
きっと気づかないだろうし。



騒ぎの近くに来たとき、騒ぎの正体が私服を着た女の子達だったのが分かった。



なんか、こんな状況、何処かで…。



気の、せいだよね。



早く通り過ぎよう。



｢…ん？あぁ！！ちょっと待って、君｣



この軽そうな声、昨日聞いたような…
けど、私に声をかけた訳じゃないよね。



早く立ち去ろうと、やっと人混みから抜け出した時、誰かが私の背中から抱き締めてきた。



｢!?｣



｢君だよ、きーみ！また会ったね～、地味子ちゃーん｣



振り替えると、そこにはにやにやしていた軽そうなイケメンさんが力強く抱き締めてたのだった。



はっ、はっ、はっ……