地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
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優side


俺は朝早く、強引なまでに蓮に呼び出されていた。



「………眠い」



「いいから聞け」



朝から教室に呼び出して何を話すんだろうか。
俺は少々、イライラしながら蓮の話を聞こうとして椅子に座った。



イライラしているのはもうひとつ理由があって、それは奈央の朝ごはんを食べることが出来なかったからだ。
鮭焼きたいと言っていたから、楽しみにしていたのに…クソ蓮。



「優、お前さ。相部屋にあっ…あいつがいるだろう?」



あいつ?
ああ、奈央の事を言っているのか?



俺が頷くと、蓮は顔を真っ赤にして咳払いをした。



「あっあのな、結城奈央の事もっと教えて欲しい」



「………は?」



目の前にいる奴は誰だ、あの俺様な姫野グループの息子の、姫野蓮だ。



まるで初恋をした純粋な男の子みたいな、そんな奴が目の前にいた。



……もしかして



「……昨日言ってたパシリにしたタイプの女って、」



「ああ。結城奈央だ」



………なんだ、この変な感覚は。



なんだ、このすっきりしない気持ちは。



「だからよ、色々教えろ」



「……自分で話せば?」



「いや、俺様が話すとあいつびびって聞けね…って、優?」



蓮がそう言っていた時には既に俺は教室からいなくなっていた。




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