地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
「…あり、ます」



「ああ、当たり前だ」



ああ…
こんなに強引に部活ってきめられるのかな。



私は美術部とか、平和そうな部活に入りたかった。



バスケ部が平和じゃないって言っている訳じゃないけど…
なんか、怖い。



「結城、安心しろ。あいつもバスケ部に入るらしいから」



「え?」



「直人だ。あいつは中学でバスケ部に入ってたらしいからな。しかも強いという噂も聞く」



直人くんも?



そういえば、小さい頃よくバスケットボール触っていたような…



すごいな、直人くん。



比べて私なんか、まだ決まった目標がないまま男子校に…



「………結城」



下を向いていた私に、藍沢先生の手が私の頭をぽんっと優しく置く。



「大丈夫だ、俺が顧問だし」



「余計心配なんで…あ、、」



「結城、何が心配なんだ、ああ?」



えっ笑顔ぉぉ!!
笑顔が怖いです!



そして顔が近い!



「覚悟してろよ、結城。いくらマネージャーでも容赦しない」



結城奈央、現在16歳。
この先の生活の不安度120%です。




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