地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
「男子校~、男子校♪」



私が口を開けて呆気になっている側で、お母さんは嬉しそうにパンフレットを眺めている。



何で…何で、そんなことになっているの?



何で、男子校に!?



「それはね~、奈央ちゃんに変わってもらいたいからよ!」



「勝手に私の心を読まないでよ」



まったく…



じゃない!!
たださえ人と関わることが嫌いな私が、それも特に男性が苦手な私が…



男子校なんて。



…今までわがまま言わなかったけど、さすがにここまでされると言わないといけないわね。



「お母さん!!」



「奈央ちゃん!!」



私より大きな声で叫ぶお母さんに、一瞬焦る。



「あなたに―――――」



変わってもらいたいから!っていうのかな?



ゴクッ…
私は息を飲み込んだ。



「拒否権はないからね!!」



「いやぁぁ!!」



こんな私の悲鳴が、隣近所まで響き渡っていた。




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