地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
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「はぁ…はぁ…はぁ…」



疲れた…
教室まで来たらさすがに追ってこないだろう。



私は肩上下に動かしながら自分の席についた。



"どうしたんだ、結城さん"という言葉が耳に入ってきた。
私はさっきまで変な先輩に追いかけられていたんですよ~…



バタリ。
只今、机と熱い熱いキスをしている。



「大丈夫?奈央ちゃん」



あ、この声は…



「あ…うん。だっ大丈夫、柊くん」



柊ヒカル(ヒイラギ ヒカル)ちゃん…じゃなくて、くん。
女の子と間違えるくらい可愛らしい顔つきをして、髪の毛も長くロング。



柊くんとは最近話すようになってきた。
柊くんから話しかけてくれたんだ。
からかいじゃなくて、普通に。



ただ、柊くんは…



「もう!柊くんじゃなくて、ヒカルって呼んでっていったでしょう?出来ればちゃん付けで♪」



属にいうオカマさんです。
といっても、実に女の子らしいオカマさんです。



「ひっヒカルちゃん…?」



「そう!もー、奈央ちゃん可愛いわー!!」



ギュッと思いっきり抱き締められる。



くっ苦しい…



「おい、ヒカル。奈央が苦しそうにしてるだろ?」



あ…
直人くんだ。




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