意地悪のっぽと強気ちび
「ありがとアヤちゃん!!」
「どういたしまして」
そうお礼を言っていれば、次に来たクラスメイトにまたもや連れて行かれたアヤちゃん。
どうやら『今日のMVP』と書かれた紙を引き当てたらしい。
確かに、今日のアヤちゃんは凄かったもんね。
さらにその後数回連れ去られていったアヤちゃんは、さすがに疲れてそうだった。
ゴールへと着いたアヤちゃんを眺めながら、校舎へと寄りかかる。
そのままぼーっとしていれば、突然影が降ってきた。