意地悪のっぽと強気ちび


「えーっと………特別な人、ですね」


「えっ!?」


私よりも早く、近くにいたクラスメイトが反応する。


「結城くんと渚って、付き合ってたの!?」


「はっ!?」



ないないそんなこと!

慌てて否定するけれど、聞く耳を持つ様子のない彼女。


結城くんも何か否定してよ!

そう睨みつければ、楽しそうに笑っていた。


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