意地悪のっぽと強気ちび
「ほら、早く選ばないと順番来ちゃうでしょ」
「だって、どれか2つとか決めらんないよ…!!」
連れてこられたのは某有名なアイスクリーム屋さんで、そこには数十種類ものアイスが並んでいる。
お互いダブルのコーンにするところまでは決めたものの、注文まであと少しというところでまだ味を決めかねていた。
「何で悩んでるの」
「まず、チョコと苺系にしようとは思ったんだけど、チョコはチョコでもどのチョコがいいかなぁーとか、苺は苺でも、色々苺入ってるのあるし、あああ悩む」
真剣な眼差しで様々なチョコと苺のアイスを見比べ、吟味する。
けれども決まらないうちにレジのとこまで来てしまった。