白苺珈琲店



「いたぁぁ………」

アリスはその場で倒れ込んだ。アリスの体の上にはトランプと本がのっかっている。



「あ~ぁ…せっかく新記録出そうとしたのに」


誰かの声が聞こえた。

それにビックリして目をこらして目の前を見た。

「わ……」

目の前にはかっこいい少年がいた。

髪が黒くて背中ぐらいまで伸びて頭の横らへんがチョーンと短く跳ねている。

瞳の色が素敵で顔もちょっとキツそうだが整っている。

白と黒のしゃれた服も似合っている。

王子様みたいだ。

その人の足元には黒うさぎもいた。



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