白苺珈琲店
「……もしかして、この家内全部雑巾がけ………?」
「そうでございます」
「私達二人だけ?」
「いいえ、あとはアモ様がいらっしゃいます」
アモ?
「遅れてすいませんっ」
アモという人はとても可愛らしい人だった。
内側の黒い髪の毛にでかいメガネ。
お目目がくりくりしてる。
「それじゃあ始めましょうか」
マロンはそう言うと各部屋に別れて雑巾がけをした。
「頑張ろーっと」
一気に一直線で進んだ。