白苺珈琲店




美容院に着いて、アリスは咄嗟(とっさ)に、「ボブにしてください」

と定員に言って椅子に座った。


「かしこまりました」


定員は承知してアリスにタオルをゆっくり肩から被せた。

最初に髪を濡らした。

それから一気に長い髪を切っていく。

アリスは雑誌を読む。

暇そうにして、どのようになるのかもまだ鏡を見ない。

くしでとかされる。

そしてウトウトして首をカクンカクンとしてしまって、最終的には寝てしまった。





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