SMILE

私はふと疑問に思った。

「槇原さんはなんでいつもこの病院に
いるんですか?」

まだこの病院に来て2回ほどしか
あっていないが、時間帯も全然違うのに
槇原さんとは会って、助けてもらった。

「え?あ、いつもこの病院にはいませんよ
ただ、ちょっと知り合いが忘れ物多くて
それを届けているんです。
そしたら、あなたがいたので.........」

「もしかして、前のことで今日、
話かけてくれたんですか?」

「.........はい。本当に申し訳ないことを
したと思っていたので.........。
後、あなたの涙が忘れられなかったんです。」

私はあの時のことを思い出した。
そういえば悔しくてずっと泣いていた。
誰にも気づかれていないと思っていたけど
槇原さんには気づかれていた。

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