SMILE
槇原さんはそう言って
私を車に送り届けてから今度は
道路へと歩いていった。
私は連絡なんてしないだろうな.......
と思いながらも、その後ろ姿をみていた。
さっき膝枕の上で寝ていたかいもあって
前よりも元気になっていた。
.......優斗はいつも優しかったよね。
優斗に会うだけで疲れなんか
ふっとんじゃうくらいだった。
優斗って本当は魔法とか使えたのかな。
っていうくらい優斗はすごかった。
優斗ともうちょっと早く出会いたかった。