SMILE
「槇原さん、こんにちは。」
槇原さんはとても驚いた表情をしていた。
それもそうだろう7ヶ月も
連絡もせず、会ってもいなくて、
そして2回しか会って話をした
だけの相手が自分の病室に来たのだから。
「こんにちは.......
どうしてここに?」
「槇原さんの姿が見えたんです。
そしてついてきたらここに.......。」
「そうだったんですか。
また、会えて嬉しいです。」
意外だった。
槇原さんは優しいがこんなストーカー
まがいなことをされては怒るだろうと
どこかで思っていた自分がいたから。