SMILE
やっぱり2年前と一緒で座っていることが
きつくつて、横になりかけては
あの男の子の言葉が頭に浮かび、
踏ん張って座っていた。

「大丈夫ですか?きついなら横になられて
いいですよ?
私が前言ったことはどうか忘れてください」

いきなり声をかけられた。
私は驚いて顔をあげたら
そこにはあの男の子がいた。

「僕のせいで今またきつい思いをされて
いらっしゃるようなので.........」

男の子はあの時のことを心残りに思って
忘れられずに話かけてきたのだろうか。

私は申し訳なくて
「いえ、大丈夫ですよ!
前みたいにそこまできつくありませんので
わざわざきにかけてもらって申し訳ありません」

男の子は一瞬驚いた様子だったが
隣に座って、
ぐいっと私を男の子の太ももに
横たわさせた。
いわゆる、膝枕。
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