好きとスキが重なった日
「おはよう!悠真」


「お、おはよ!
その…ポニーテールよく似合ってるな
何かその方が明るい気がする」


悠真は頬をポッと赤らめ、手で顔をバタバタさせた。
そんなに今暑くなってるの?
も~照れすぎだって!!


「本当!?
じゃあ、月曜日からポニーテールにしようかな!」


「いいんじゃない?
俺的には嬉しいけど…」


「けどって何よ?」


「俺との昨日の約束を忘れた訳じゃないだろうね?
遅刻したら図書室で甘いことするって、言っただろ!」


「遅刻ですか?」


「5分以上タイムロス」


「甘いことって何するの!?
もしかして………」


「はぁ?お前はバカか!
大事なものは大切にとっておけよ!」


それにしてもまた″お前″って言うし、″バカ″って言われた。


「じゃあ、何するの?」


「んー、そうだなー
って、堂々と教えるわけないだろ!

美莉亜、自分の頭で考えな」


「ぶー、悠真の意地悪」





これは後から悠真に聞いた話なのですが、本当は私は遅刻していなくて、悠真が時間を早くしちゃったみたいです。






図書室でする甘いこと…

それは私にとって甘い刺激を受けました。
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