好きとスキが重なった日
「うん、私はもう悠真を好きになってしまったの
例えこれが叶わない恋だとしても、諦めず前に自分の思う通りに突っ走ろうと思う!

だから二人とも応援していてね」


「美莉亜なら大丈夫だよ!
今の美莉亜は前と違ってすごく明るくなったし、いかにも恋してますって感じ

周りの男子が美莉亜に恋に落ちる理由が分かるわー!」


「あの、ちょっといい?」


ゆずきが不思議そうな眼差しで私達の話をしきりに聞いている。


いかにも何のことか分からず、さっきまでポカーンとしていたゆずきが唐突に訊いてきた。


私はゆずきにも分かりやすくその後話した。



今日のお弁当の中には、私の大好物のからあげや甘い玉子焼きなどが入っていて、気分がすごく良かったのに…


購買から戻って来たリュウに″このからあげうまそ!″って言われ、手掴みで一つ食べられたのが悲しかったけど・・・


今度からあげ&マヨのおにぎりを作って、学校に持って来ようかな。






そしていつもの楽しいお昼休みが刻々と過ぎ、あっという間に楽しいトークも幕を閉じる。



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