好きとスキが重なった日
事の出来事は今から数分前の事だった。

私が上履きに履き替え、教室の前に向かうと…

教室の前には夏海先生と手すりに凭れている悠真が、仲良く会話をしている。

夏海先生はニコニコ微笑んでいたけど、悠真の顔はあまり笑っていなかった。


二人のことを見つめていたら、悠真と一瞬目が合った。


私は悠真と目が合った瞬間、直ぐ様目を逸らし、視線を左右に泳がせた。


私は今すごく動揺していて、胸が高鳴っているし、次第に吐き気を覚える。
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