好きとスキが重なった日
「実は昨日…
夏海先生と深瀬くんが仲良く手を繋いで、ラブホの入り口にいる二人を目撃した生徒がいるみたいなの
確かに二人はあくまでも生徒と教師であって、それは絶対にないと思う

だから美莉亜、深瀬くんを信じてあげて?
きっと見間違いだよ………」


「分かんないじゃん!そんなの…
本人に聞いてみないとそんなの分かんないよ…

私、悠真に聞いてみる」


「美莉亜止めなよ!」


「いいからほっといて!!」


「今は深瀬くんと関わらない方がいい
そっとしておくべきだと思うよ?」


「明日香に関係ないじゃん!」


「関係あるよ!私達大切な友達じゃん!」



明日香に腕を掴まれた私は、それを振り切ってまで、悠真の元に向かった。


″大切な友達″


私だって明日香のこと大切な友達だと思ってるよ。


明日香は私にとって大切な存在だから。


でもこれと悠真のことはまた別の話なの…。
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