好きとスキが重なった日
「だったら何?お前に関係ねぇーだろ!
俺達今大事な話してんの!
だから邪魔すんな!!!」


悠真に大声で怒鳴りつけられた私は、今にも泣きそうになった。

こんな険しい顔をした悠真を見るのは初めてだよ…。

私は小声で″ごめん″とそう呟くとその場から立ち去った。

私は涙を必死に堪え、一人っきりになれる場所に着くまで泣くのを我慢。

拳を握りしめては下を俯いて、早歩きをした。


物置に着いた瞬間、今まで我慢してきたことを全て思い出し、思う存分床に膝から倒れこんでは大声で泣き叫ぶ。




私の泣きわめく声はきっと誰にも聞こえていないはず………。
< 230 / 527 >

この作品をシェア

pagetop