好きとスキが重なった日
「いらっしゃい!」


病室に入ると、悠真のお母さんが私を出迎えてくれた。

丁度今、本を読んでいたみたい。

悠真のお母さんは、しわ一つなく、若かりし頃のアイドルみたいに、肌が白くて餅みたいにもちもちしている。

目も二重で優しそうな瞳。

今すっぴんだろうけど、化粧をしているみたいに綺麗。

パジャマもピンクと紫のしましま模様で、袖にはふわふわな毛みたいなのが付いていた。


髪はミディアムブラウンの少し明るめで、髪がくるくるカールしている。




そんな風に、悠真のお母さんの姿をじっくり眺めていると…

ふと、悠真が病室にいないことに気がづいた。
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